AT-361MY CNC旋盤、TCSMタレットおよびFANUC OI-TFシステム搭載

AT-361MY CNC旋盤の紹介
AT-361MY CNC旋盤は、高精度加工と多機能適応性を兼ね備えた工業グレードの加工設備です。中・大型ワークの効率的な切削に特化して設計されており、自動車部品、機械部品、ハードウェアアクセサリなどの分野における量産および精密加工のシナリオに広く適用できます。
この設備のコア構成は、BMT55-12Tタレット仕様（12個の工具ステーション）を採用したTCSMモデルのパワータレットを搭載しており、穴あけ、フライス加工、旋削などの複合加工ニーズに対応するために、さまざまな加工工具を迅速に切り替えることができます。3.7KWのパワー工具モーターと組み合わせることで、さまざまな金属切削プロセスに安定した電力出力を提供します。制御システムは、ユーザーフレンドリーなインターフェースと高速応答を特徴とする、業界で実績のあるFANUC 0I-TFシステムを採用しており、加工パラメータを正確に制御し、複雑な手順の加工精度を確保できます。
加工能力の面では、AT-361MYは優れた性能を発揮します。ベッドの最大振り径は700mmに達し、最大加工直径は380mmであり、より大きなサイズのワークに対応できます。Z軸の加工長さは1100mmで、75(92)mmのバー加工直径と組み合わせることで、長尺シャフトやディスクなどのさまざまなワークの加工ニーズに対応できます。各軸は優れた運動性能を備えています。X軸のストロークは230mm、Y軸のストロークは100mmで、どちらも3.0KWサーボモーターで駆動され、R32/10（X/Y軸）およびR40/10（Z軸）ボールねじと組み合わせることで、走行速度は15〜20m/minに達し、繰り返し位置決め精度はそれぞれX軸0.003mm、Y軸0.005mm、Z軸0.007mmに達し、加工されたワークの寸法の一貫性と表面仕上げを保証します。
設備の主要な電源として、主軸システムはA2-8タイプの主軸ノーズを採用し、92(106)mmの貫通穴径を備え、NN3026(3028)タイプのベアリング（ベアリング直径130(140)mm）と組み合わせて、3000(2500)rpmの主軸速度をサポートしています。11-15KW（光宇）主軸モーターは、加工材料（鋼、アルミニウム、合金など）に応じて出力電力を柔軟に調整し、高速切削効率と低速高負荷安定性のバランスを取ります。この設備には、80mmのテールストックマンドレル外径とMT5のテーパーを備えたプログラム可能なテールストックも装備されており、長いワークの加工に信頼性の高いサポートを提供し、ワークの振動を低減し、加工精度をさらに向上させます。
構造設計と実用性の面では、AT-361MYは高剛性ベッドを採用しています。X、Y、Z軸はすべてハードトラックで構成されており、耐摩耗性と高い耐荷重性を備え、長期間の使用後も安定した加工精度を維持できます。300リットルの大容量水槽は、長期加工の冷却ニーズを効果的に満たし、工具の過熱が加工品質に影響を与えるのを防ぎます。設備の総重量は6400kgで、設置面積は355×177cmであり、安定した構造と合理的なレイアウトを備えており、ほとんどの工業用ワークショップでの設置と生産計画に適しています。400×230×228cmの梱包サイズは、長距離輸送とワークショップへの配置も容易にします。
全体として、その正確な制御性能、強力な加工能力、および信頼性の高い構造設計により、AT-361MY CNC旋盤は、中小規模の精密部品の洗練された加工に対応できるだけでなく、量産の効率要件にも対応でき、産業製造分野における費用対効果の高い複合加工設備となっています。